栃木県の佐野ラーメンのルーツは、大正時代に洋食店で働いていた中国人コックが持ちこんだ技法からといわれています。
その最大の特徴は、麺を青竹打ちと呼ばれる手法で打つことです。
太い竹を膝にはさんで小麦粉に強い圧力をかけて練りこんでいき、つるつるとした触感を楽しめます。
チャーシュー、白ネギが入っていることが多く、コクのある透明鶏ガラしょうゆ味のスープです。
この古い歴史のラーメンが今もって愛されている理由は、子供から高齢者まで誰もが毎日食べても飽きない味を作り出しているからです。
普通のラーメンが一番ホッとして、それでいて無性に食べたくなる、それが佐野ラーメンのなによりの魅力です。
特に佐野の名水で作られたスープが売りの「おぐら屋」は、行列のできる有名店です。
