きりたんぽは秋田県の郷土料理で、硬めに炊いた米をつぶし、串や棒に巻き付けて円筒形にして焼いたものです。鍋料理に入れた「きりたんぽ鍋」や甘味噌を塗って焼いた「みそたんぽ」などが有名です。
そもそもは県北の大館地方で秋田杉の伐採などで山篭りした時に残り飯を鳥鍋に入れたり、味噌をつけて食べたのが始まりといわれています。
日本三銘うどん(讃岐うどん、きしめん)の一つといわれる「稲庭うどん」は300年以上の歴史を持ちます。
同地区の佐藤市兵衛という人が作ったもので江戸時代中期に稲庭吉左エ門が改良を加え広く知られるようになりました。明治以降は宮内省へ献上したり、各地での博覧会で数々の賞を受賞しました。
稲川の他、秋田市などでも直営店があり美味しく召し上がることができます。美食漫画「美味しんぼ」でも取り上げられました。
いまや全国的知名度を誇る横手やきそば。
60年以上の歴史があります。特徴はモチモチ・ツルツル食感の茹で麺にオリジナルソース、具材はキャベツと豚挽肉、半熟目玉焼きと福神漬けをトッピング、これが定番スタイルです。
秋田の良質な大豆と小麦が生み出した上質な醤油の風味を味わうために煮干しと鰹ダシをベースにしたあっさりとしたスープが特徴の和風ラーメンです。
秋田の新B級グルメで、秋田市を中心に広まっている「秋田かやき」。「かやき」とは貝を皿にして食べる鍋料理のことです。貝焼きがなまってかやきになったと言われています。
山菜やキノコなどの山の幸をたっぷり入れて、トロトロにすりおろした納豆を加え、味噌仕立てで作る大曲地方の伝統的な家庭料理です。各家庭で受け継いだこだわりの作り方があります。
市内のお食事処やレストランでも食べることができます。
プレスハムを小麦粉・卵・パン粉をつけてフライにしたものです。
昭和30~40年代に旧本荘市でおやつとして食されていた懐かしい味を復活させたもので、現在は由利本荘市のお肉屋さんや飲食店、スーパーなどで購入・店内飲食ができます。
麺はわかめと昆布だしを加えた特製です。タレのベースはしょっつる(日本三大魚醤のひとつ)で味は塩か醤油。肉は使わず、各店オリジナルの具材と調理法となっています。
仙北市田沢湖町の神代地区で生まれた2種類のカレーを合わせたもの。昔ながらのカレーと現代風のカレーの味が楽しめます。田沢湖地区の飲食店やホテルなどで味わうことができます。
はたはたという魚をご存知でしょうか?
魚編に神と書きます。冬の雷のなる夜に沿岸に集まるため「カミナリウオ」とも呼ばれ、秋田県民にとっては非常になじみの深いこの魚は乱獲のために数年前まで全面禁猟をしていました。
しかしその後の努力が実り今では少しずつ食卓にも並ぶようになってきました。
お鍋に入れても焼いてもお寿司でもとにかく美味しく、特に「ぶりこ」と呼ばれる卵がぷちぷちして最高です。