香川の代名詞とも言える「讃岐うどん」。
地元で古くからこよなく愛され続けてきた讃岐うどんは、幾度かの「讃岐うどんブーム」を経て、全国からうどんを食べにくるうどんツアーも定着してきました。休みの日に観光客の行列ができるシーンも、香川の風物詩のひとつとなっています。
うどんがこのように香川県に根差した背景には、気候や土壌の面で小麦の栽培に適していたことがあげられます。古くから塩や醤油の生産が盛んで、だしに使ういりこの一大産地でもありました。
現在、県内に600店を超すうどん店があることから、県民の生活との密接なかかわりがうかがえます。また、香川県のうどん生産量は、ゆでうどん、生うどん、乾燥うどんのいずれをとっても日本一です。そして、香川県民のうどん消費量も、2位以下を大きく突き放して日本一を誇っています。
骨付鳥の発祥地は丸亀市。昭和27年(1952年)、駅の近くに開業した居酒屋の創業者夫婦が、アメリカ映画の中で骨付鳥にかぶりつくシーンを見たことからはじまりました。大胆に、豪快に骨付鳥を頬張るシーンは、夫婦に衝撃を与え、「こんなご馳走をみんなに食べてほしい!」と考え、骨付鳥の提供がはじまったとされています。
スパイスをたっぷり効かせ、皮はバリバリ、中はジューシーに焼きあげたその味は、瞬く間に丸亀で評判となり、次々とメニューに取り入れるお店や専門店が誕生していきました。
現在では、丸亀市にとどまらず県内全域で骨付鳥を提供するお店が生まれ、香川の代表的グルメへと成長しました。クリスマスになると、骨付鳥の専門店では行列がおこるなど、香川県に深く根付いたグルメとなっています。
「ぴっぴ」とは香川で今も使われているうどんの幼児語。ご飯に刻んだうどんやたくあんを混ぜて炒めた焼き飯風の家庭料理が「さかいでぴっぴ飯」です。
「坂出の家庭で、あり合わせの食材で作っていた懐かしの味」を再現。そもそも坂出市は製麺所が多く、昭和の時代、たくさん買ってきたうどん玉が残ったときに、冷蔵庫の余り物とご飯を加えてこういったメニューがよく作られていたのが発祥の理由です。
坂出産の「金時芋」と「金時にんじん」を混ぜたものに「小豆島そうめん」を衣にして揚げたスイートポテトです。
地元の味がいっぱい詰まった地産地消のスイーツは表面のカリッとした食感と、芋のほくほく感がたまらない旨さです。
讃岐B級グルメコンテスト(平成21年(2009年)開催)でグランプリに輝いたメニュー。香川短期大学食物栄養専攻科の学生さんによって考案されました。
旧国鉄の車両工場だった多度津工場(現在のJR四国工場)で働く職員を相手に1957年ごろに肉屋のおやじさんが始めた「鍋ホルモン」が由来。
当時、シメにうどんを入れた看板メニューが、現在になってご当地グルメ「多度津鍋ホルうどん」として参戦!
しょうゆベースのダシでホルモンや野菜を煮込んでいただく鍋は、ニンニクやたまり醤油などを使った秘伝のタレがおいしさの秘密。具材の旨みがうどんにもしっかりと染み込んで、見た目よりもあっさりといただけます。
香川の県魚であるハマチ。成長するに従って名前が変わる、いわゆる「出世魚」のためお祝いなどに使用される縁起のいい魚として県民に親しまれています。
脂がのったハマチを秘伝の調味液に漬け込んだ「ハマチ漬け丼」。風味豊かでとろけるようなハマチの甘みと旨味が口の中に広がります。魚が苦手な人でも食べやすい味付けになっており、何度でも食べたくなるおいしさです!
醤油の日本4大産地のひとつ小豆島。もろみ蔵や醤油・佃煮工場が集まっているために「醤(ひしお)の郷」と呼ばれています。ここで作られる伝統の味を、さらに広く伝えるために誕生したのが「ひしお丼」。
以下の3つの条件が揃ったものを「ひしお丼」と呼んでいます。
1.醤の郷で作った醤油やもろみを使うこと。2.小豆島の魚介、野菜や地元の素材を使うこと。3.箸休めはオリーブか佃煮を使うこと 。
「もっと大きなたこ焼きが食べたい」という子どもたちの気持ちに応えて誕生したのが「たこ判」。今川焼きの型にたこ焼きの材料を入れて焼いたオリジナルグルメ。
キャベツ・たこ・卵等の具材を惜しげもなく入れ、じっくり時間をかけて焼きあげたら、たっぷりのソースとマヨネーズでいただきます。
大人でも満腹になるほどのボリュームで、1個100円台の値段はとってもお得ですよ!
「讃岐うどん」をハンバーガーの具材にした斬新な一品。土日祝日限定で「津田の松原サービスエリア」で販売しています。ご当地バーガーとして好評。午前中に完売するほどの人気です。
油で揚げたうどん、とろ~り半熟たまご、県産レタスや鶏つくねハンバーグをバンズで挟み、ショウガ風味のしょうゆダレをかけたら、かつお節やネギをトッピング。具材とタレが絶妙にマッチし、まるで「ぶっかけうどん」のような味わいです。