カツオはサバ科の一種である回遊魚で、5月頃に日本近海へ回遊してくるため、江戸時代から夏の到来を告げるものと言われ珍重されてきました。
最も有名な食べ方であるカツオのタタキは、鮮度抜群のカツオを藁焼きにし、表面は香ばしく、中はジューシーに仕上げた一品です。ニンニクやネギをたっぷり添えて、酢を効かせた醤油タレか、シンプルに塩で食べましょう。 この豪快な藁焼きカツオのタタキ作りは、県内各地で体験することができます。また、秋のカツオはたっぷりと脂が乗っており、絶品です。
他にも、カツオの内臓の塩辛である酒盗や角煮、生節、削り節、ハランボなど、カツオの様々な部位を使う加工品は高知土産の定番です。
スープは鶏がらのしょうゆ味で、麺は歯ごたえある細麺、具はネギ、ちくわ、生卵といたってシンプルで、なにか懐かしさをおぼえるような、いわゆる和風ラーメンです。
一番のポイントは器が土鍋であること、最後まで熱いスープが味わえます。
四万十ポークとは、四万十川流域の四万十町窪川地域で育てられた豚です。豚は飼料によって味が異なり、"麦豚"は脂肪に甘みがあり、"米豚"は良質な脂と締まりのある緻密な肉質が特徴です。その四万十ポークと四万十町産の米を使った丼ぶりが有名です。
海洋深層水で知られる室戸の海に育まれた金目鯛は、美しい赤色をしています。最も脂がのる冬が旬で、淡白で繊細な白身が特徴です。金目鯛の刺身と照り焼き、そして旬の地魚の刺身を一緒に味わうことができるキンメ丼は有名です。最初はそのままで、半分くらい食べたら、金目鯛の旨みたっぷりのダシ汁をかけても美味しいです。
皿鉢料理は、約40cmぐらいの大きな皿や鉢にいろいろな料理を盛りつけた一種のバイキング料理です。基本的な献立は刺身、タタキ、寿し(サバの姿寿し)、組み物の4種類で、これに、祝い事のときは鯛の生け作りが付く習慣となっています。宴会には2~3人に一皿の割合で皿鉢料理が並べられ、客は小皿に自分の好きなものを好きなだけとって食べることができて合理的です。
シャモは、江戸時代から観賞用や食肉用に利用されてきた鶏の品種です。気性が荒く、育てるのが難しいとされています。高知のシャモは昔ながらの純血種で、しっかりとした歯応えと旨みが人気です。鶏ガラスープとシャモ肉、シャモ肉団子でシャモ鍋として食べられています。